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ゴッホの名作を仮想体験 ビヨンド・ファン・ゴッホ イマーシブ・エクスペリエンス

ハワイコンベンションセンターで開催されている「ビヨンド・ファン・ゴッホ:イマーシブ・エクスペリエンス」は、クリエイティブ・ディレクターのマチュー・サン=アルノー氏を始めとするノアマル・スタジオのチームにより作られたデジタルアートにより、ゴッホのオリジナルの作品を超えた、壮大なアートを体験できる芸術展示です。
入場するためには事前予約が必要で、指定された時間に会場へ。
入り口には、ゴッホの代表的作品である「星月夜」をデザインした人気の高級車BMVが展示されていて、待っている間に皆さん、記念撮影をしていました。
スタッフによる注意事項の説明をきいて、会場へ。
まずゴッホの生涯を年代順に、弟のテオ宛ての手紙と併せて、説明したパネル(英語のみ)を閲覧します。
通路の仕切りには、額縁が使われていて、様々な葛藤や苦悩の中で、数々の名作を生み出したゴッホの生涯を、会場に流れる音楽と共に追体験出来ます。
本会場の前には、動き回るイメージが投影されている控えの間があり、本会場へ入る人数を調整しているようでした。
私が入場した時には、会場には静物画が映し出されていました。このように、作品が大きく投影されているだけなのかなと思っていると、
それぞれ対象となっている花などが、会場にながれる音楽に合わせて動き出します。これは、ちょっとした驚きでした。
やがて、会場の壁や柱には、「花咲くアーモンドの木の枝」の白い花びらで埋め尽くされました。
続いて、映像は「星月夜」に変わります。
デジタルアートによる躍動感あふれる表現により、会場は、全てが星月夜に包まれているような幻想的な雰囲気となりました。
ゴッホは糸杉を素材にした油彩を、サン=レミ=ド=プロヴァンスにおいて幾枚も描いていますが、この「糸杉のある小麦畑」もその一枚。
この展示では、雲が流れ、草木も風にそよいでいます。
ゴッホは、70枚以上の自画像を描いていますが、これらが次々に表示されました。
デジタル処理により、まばたきをしたり、瞳が動いたり、ゴッホの息遣いが感じられるようです。
最晩年のオーヴェル=シュル=オワーズにて描かれた「黒い鳥のいる麦畑」。
黒い鳥も雲も麦畑も揺れ動いています。
「ゴッホの寝室」は、3点あるのですが、それらが比べることができるように、表示されました。
「夜のカフェテラス」は実際にカフェテラスに行っているような経験ができ、以上の他にも多くの名作がデジタル化され、一巡が約35分ほどの映像となっているのですが、それぞれの絵の中に溶け込んでいくような体験をすることができました。
会場を出ると、記念品のコーナーがあり、名作がデザインされたTシャツやスカート、パズル、更にはご時勢のマスクに画集などのグッズが揃っていました。
「ビヨンド・ファン・ゴッホ:イマーシブ・エクスペリエンス」は、ホノルルでも評判となっており、開催期間は9月26日までと延長になっています。
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