癒しのジグゾーパズル、Surf Shack Puzzles
現代のライフスタイルに危機感を感じたオアフ島在住のマヒナ・テューター(Mahina Tuteur)さん。シンプルに、そしてアナログに今を楽しむひと時を生み出したいという思いで、コロナ禍の2020年にサーフ・シャック・パズル(Surf Shack Puzzles)というジグゾーパズルブランドを立ち上げた。
マヒナさんはフルタイムで法律家という仕事に加え、二人の子供の子育てと忙しい日々。加えてパンデミックという人生の中で経験したことのない状況下で、ジグゾーパズルはリラックスできる時間となっていった。
「息子も私もジグゾーパズルを楽しんでいたのだけれど、そのうちやりたいと思うデザインを見つけるのが難しくなってしまったの。だったら私が欲しいと思うジグゾーパズルを作ってしまえばいいと思ってビジネスをスタートさせたわ。
パッケージやパズルはリサイクルペーパーを用い、パズルピースが入っているパッケージもビニール袋ではなく、再利用できるオーガニックコットン製のメッシュバッグを採用。インクもノントキシック(有害な石油用剤を使わない)インクと、環境に優しい物づくりを心がけているのが特徴的だ。
環境法やネイティブハワイアン法をバックボーンに持つマヒナさんは、ビジネスをやるなら環境問題や女性をサポートしたいと思い、女性アーティストたちにアートを提供してもらい、売り上げの一部を海洋環境保全団体へ寄付することにした。
パズルはハワイで瞬く間に人気となり、急成長中のサーフ・シャック・パズル。オンラインショップ以外に、ホノルル・ミュージアム・オブ・アート(Honolulu Museum of Art)やパイコ(Paiko)、モリ・バイ・アート+フリー(Mori by Art + Flea)など、美術館や人気ショップでも扱われている。パズルは1000ピースの他に、この夏は500ピースもリリース予定だ。