ホノルル在住のグラフィックデザイナー、ノア・エンバーソン(Noa Emberson)さん。マウイ島出身だが、父親がエビの養殖業をしていた関係で幼少時代はフィリピン、エクアドル、ブラジルと転々としていたそうだ。もちろんハワイでも、カウアイ島、モロカイ島、ハワイ島と移り住み、マウイ島の高校を卒業後、オアフ島のハワイ大学マノア校へ進学してファインアート学部グラフィックデザイン科の学位を取得。以後デザイナーとして活躍している。ハワイのほぼすべての島に住んだことのあるローカルというのもなかなかいないのでは?
ユニークな色使いや表現方法は、様々な土地に移り住みその文化や生活を吸収したものなのかもしれない。その才能は、彼をカリフォルニアのサーフシティー、サンクレメンテ(San Clemente)へと誘い、有名サーフィン雑誌であるサーフィンマガジン(Surfing Magazine)のディレクターとしてキャリアを築いた。
ユニークなサーフアートから、タイポグラフィー、アブストラクトアートと、枠にとらわれない幅広いスタイルのアートやデザインの数々。レコードジャケット、雑誌エディトリアル、ポスター、ロゴなど様々な企業がノアさんのクライアントとなっている。
ノアさんの環境意識
忙しいノアさんの生活の中でも、環境に意識した買い物を心がけているそうだ。環境に優しい商品かどうか、特に環境に優しいパッケージを使っているかをチェックするのが日課になっている。
「こういったエコ商品は、他の商品と比べると少し値段が高いかもしれないけれど、我々消費者がサポートすることがとても大事だと感じています。企業だってコストをかけて環境に優しい商品やパッケージを使ったり、扱ったりしているのだからビジネスとしてリスクがあるよね?でも、未来の地球環境のためにとても重要なことをしてくれているのだから、その報いがなきゃいけないと思うんです。」
私たち消費者ができる大きな貢献は、こういったエコ商品を可能な限り買い、サポートすることだと語ってくれた。
WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.への参加
ノアさん自身が日本に行くことが好きで、ハワイに来る日本人の観光客のことも「会う人みんなハッピーで謙虚で、本当にハワイを楽しんでいる。とてもクールな人たちだよね。ハワイが日本人を愛しているのと同じように、日本人もハワイを愛してくれていると感じるよ」と語るノアさん。
自然環境を保全する事の大切さを伝えるメッセージをアロハシャツに込めて発信する「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」。このプロジェクトの参加はノアさんにとっても意義のあるものだった。
ノアさんがデザインした自然界のつながりを感じるアロハシャツは、化学物質を使わず環境に配慮して栽培された綿花から作られたエシカルな素材『COTTON USA』を使用。「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」のウェブページにて、ノアさんのデザイン制作背景やコラボレーションのインタビューが掲載されているので、そちらもぜひチェックしてみてください!
ノア・エンバーソン/ Noa Emerson
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