昨年の8月末、オ…
イオラニ宮殿とハワイ州立美術館
たまには文化的な時間を過ごそうかなと思って、とある朝にイオラニ宮殿へ行きました。
正面のゲートは閉まっていますが、開いている両側の通路から敷地に入ります。
午前中は、宮殿の正面は日陰になりますので、斜め横から撮ってみました。
緑地にある丸い屋根の建物は、今は中止となっているロイヤルハワイアンバンドの毎週の演奏会で使われています。
おおもとはカラカウア王の戴冠式に使用された建物が移築されたものです。
宮殿内の見学は再開されていて、西側にある、もとは近衛兵の兵舎だったイオラニ・バラックで、入場券を購入します。
見学の入り口は州庁舎側から。入り口でドーセント(案内)の方から説明を受けて、履物に上履きを付けて、館内に入ることになります。
この日は、イオラニ宮殿の内部見学はせずに、州庁舎側にでて、リリウオカラニ女王の像へ。どなたかが捧げた赤いハイビスカスが印象的でした。
そのあとイオラニ宮殿の塀にそって西へ歩き、リチャード通りを渡って、ハワイ州立美術館へ行ってみます。
ここは現代美術の展示を楽しむことができる美術館で、入館は、なんと無料。
館内に入って、主な展示のある二階へ上がります。
マウカ(山)に向かって、右側のフロアーには、この美術館を代表する所蔵品の一つであるJun Kanekoさん作の「Untitled」があります。
その奥の壁には、ヴァージニア・ジェイコブズさんの布製のアートの「カイルア・ウィンドフィッシュ」。たくさんの鯉のぼりがが表現されたこの作品は、ここの所蔵品のお気に入りです。
左側のフロアにはモンステラの葉をデザインしたマーサ・マーキーさん作のキルトのアート、「ラウプカプカ」が目立っていました。
中庭も展示場となっていて、屋外ならではの作品を見ることができます。
以前のプールもダン・ヤングさんによる「ワイクイ」というアートになっています。
東側の壁には、カメハメハ大王の生涯を表現したホン・チュー・ヒーさんのエナメル画。
奥の生誕から手前のハワイ諸島の統一までが描かれています。
ホノルルにある美術館は、このハワイ州立美術館もホノルル美術館も、いずれも規模は大きくはないのですが、落ち着いた気分で所蔵品の鑑賞ができるので、私にとっては寛げるところとなっています。
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