アラモアナホテルから大型バスに…
ちち団子 ローカル和菓子 NISSHODOの名物
ハワイで甘いものといえば、マラサダやシェイブアイスを思い浮かべますが、移民の時代から引き継がれているローカルの和菓子のお店もいくつかあり、NISSHODOもその一つです。
NISSHODOのお店兼工場は、先日掲載したコスコ(Costoco)イヴィレイ店のちょっと西側、デリンハム大通りからは奥まった”え?こんなところにあるの?”
入り口のドアはしまっていることが多いのですが、MOCHI(餅)、MANJU(饅頭)、そしてCHICHI DANGOと描いてありますので、入ってみます。
中に入ると、大きなケースにお菓子が並んでいて、子供のころのお菓子屋さんという懐かしい雰囲気。朝7時から開店しているそうで、私たちが行った午前10時半過ぎには、取り揃えは、もうかなり減っていました。
それでもお目当てのCHICHIDANGOはありました。上の棚の大福餅は、一つだけ残っています。
他のお菓子では、羽二重餅に、ハワイらしいピーナツバター餅。
ライチ餅にNASHI(たぶん梨)饅頭と栗饅頭、
焼き饅頭などの伝統的な和菓子に加えて、メロン餅などのハワイならではのお餅もあり、楽しい気分になりました。
ケースの奥の棚には招き猫に弁慶さん、おひな様に武者人形、布袋様、そして商売繁盛のおしゃもじ。NISSHODOは創業の方が広島の和菓子のお店で修行されたということです。
CHICHIDANGO(乳団子)の由来を調べてみると、広島県のお菓子で、求肥のひとつ。牛乳が材料の一つなので「乳団子」と名付けられたのでしょうね。
乳団子はお餅よりも砂糖と水飴の分量が多いので、時間がたってもプルプルで軟らかさを保つことができるようです。
NISSHODOのCHICHIDANGOは紅白があり、包装紙にはMILK POWDERを使っていることが書かれています。
甘さが控えめで口に入れると溶けてしまうような食感は、何十年もローカルに愛され続けてきた味で、これからもハワイの皆さんに親しまれていくことを確信したCHICHIDANGOでした。
NISSHODOの営業時間は月曜から金曜は午前7時から午後4時まで、土曜日は午後3時までで、日曜日と主な祝日はお休みです。なおCHICHIDANGOはドンキホーテなどの日系スーパーでも、取り扱っていることがあります。
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